2017年01月13日

氷川冷子(終話)


終 話


 丸一日放置したわよ。
 なぜかしら正確に二十四時間。食べるものはもちろん水さえ
飲めない。それでも奴隷部屋は静かでしたね。
 ドアをそっと開けてみる。奴隷はもちろん起きていて、ちゃんと
たたんだ布団のそばに平伏した。狭い中に便の臭気が満ちて
いる。妙に静かなその面持ちは、人間以下の生き物になったの
だと思い知った証拠かもしれませんね。
 バケツを覗き込んで笑ってやります。
「あらら、いやらしい、たくさんウンチしたんだね、臭い臭い、最
低の肉奴隷らしい汚さよ、おまえはクズ、男のクズだわ」
「はいルイーザ様」
 素直な目の色。私の声を受け止めてる。
「怖くなかった?」
「はい、何かが吹っ切れたような気がします」
「あらそ。ふふん、どうでもいいわ。奴隷の身の上などに興味は
なし。さっさとバケツ片づけて、シャワーしてらっしゃい。エサの
時間よ」

 はいと言って力なく部屋を出るタカ。小さなペニスの紫色は少
し退いていましたが、太い針で責められた乳首は倍ほどにも腫
れ上がり、後ろを向けばお尻から腿、膝の裏にかけて、血腫れ
でズタズタ。惨い姿だと思ったけれど、まだまだ苦しませてやる
つもり。

 でも・・タカが来てわずかの間に私の二十年はずいぶん遠の
いていたのよね。男への復讐のつもりで奴隷を探し、けれどもう
タカという愛奴の躾に変わっている。閉じ込めておいた丸一日、
タカのことばかりを考えていた。

 お風呂場からすっきりした姿で現れます。そのとき食卓には焼
き肉とサラダがこれでもかと盛られていて、おなかがぺしゃんこ
にヘコんでいた可哀相な奴隷の姿に、私はブラも脱いでしまい
赤いパンティだけの姿になった。
 椅子のそばの板床に正座をさせ、頭をちょっと撫でてやり、食
べ物をほおばってくちゃくちゃ噛んで、吐き戻して与えます。
 美味しいと言って涙ぐんでる・・可愛いものね、奴隷って。

「寂しかったね、狭い部屋で」
「はい・・でもルイーザ様」
「うん?」
「いろいろじっくり考えることができました。狭いところが怖くなくな
り、何かが少し克服できたんだなって思ってしまって」
「そう」
「はい、これからもどうぞ厳しく躾てください、心よりお慕いいたし
ます」
 私は頭を撫でてやって、頭なのか顔なのかはっきりしない肌
色続きの頬を撫でた。奴隷はその手に頬を擦りつけ甘えてきま
す。

 焼き肉それに生野菜、ジュースまでを口に含んで噛み砕き、
あーんと口を開ける奴隷の体の中にゲロを吐く。美味しそうにむ
しゃむしゃ食べる。そのうち噛むのに疲れた私は、食べ物をお
皿に取ってぐちゃぐちゃに掻き回し、ジュースをかけて、吐きそ
うな残飯を作ってやる。
 テーブルから少し離して置いてやると、もうね無惨で見ていら
れないお尻を向けて犬みたいに喰らうのよ。綺麗なのはお尻の
谷だけ。そしてそこには色の濃いアナルの小花がひくひくして
いる。あっという間にお皿は空っぽ。それでまた残飯をこしらえ
て置いてやる。
 私一人の四食分ほどつくったのに、瞬く間になくなった。
 食べ終えたお皿を綺麗に舐めてよこします。

 椅子をずらして横向きに座り直した私は、赤いパンティだけの
裸身を向けて、腿をたたいてここにおいでとジェスチャーする。
板床に膝で立った奴隷はすり寄り、腿の上に頬を置いたわ。
「ほら、ちゃんとお尻抱きなさい。私のこと好きなんでしょ」
「はい、大好きです!」
 お尻を抱いて、抱きすがるような姿勢になると、パンティの赤
いデルタに鼻先を突っ込むようになる。
「私の匂い覚えた?」
「はい、甘くてやさしい香りです」
「ふふふ、甘くてやさしいか・・どこがよ、私は魔女だわ、恐ろし
い女です」
 小さな白い背を撫で、ツルツルの頭を撫でて抱いてやる。
「夕べは眠れた?」
「少しだけ・・考えてたら眠れなくて」
「ふーん・・おまえパジャマは? 持ってきた?」
「あ、はい、ありますが?」
「着てらっしゃい。部屋を血だらけにされたらたまらないわよ。何
か着て寝室へいらっしゃい」
 鞭傷は血が止まっているというだけで、ちょっとこすれば出血
してしまうでしょう。

 私はほとんど眠っていない。一人の若者の人生を差し出させ
た。そのことへの想いが次々に浮かんでは消え、深く眠っては
いなかった。奴隷部屋でタカが元気だったことにほっとして、お
なかいっぱい食べたことでいきなり睡魔が襲ってきていた。
 お皿を流しに放り出し、一人先に寝室へ入った私は、パンティ
までも脱いでしまってベッドに俯せに倒れていたわ。
 ドアの開く気配を目を閉じて感じていました。

「揉みなさい、体中よ」
「はいルイーザ様」
 ベッドはダブルサイズです。真ん中に寝そべっていてはベッド
に上がらないと揉めないでしょう。タカはそっとベッドに上がり、
私の横に膝をついて体に触れた。
 首から肩、背中・・腰を揉んで、お尻を飛ばして足先から揉み
上がる。
「気持ちいいわ・・お尻もよ、よく揉んでちょうだいね」
「はい、嬉しいです、ベッドに上げていただけるなんて、夢のよう
です」

 それに返事もせず、力を抜いたお尻の両方を揉まれたとき、
私は少し脚を開いてお尻を上げたわ。
「開くようにしてアナルにキス。それからアソコも揉んでちょうだ
い。ラビアをつまむようにむにゅむにゅと。そうされるのが好きな
の」
 それは氷川の癖でした。
「は、はい・・」
「うふふ、また勃起させちゃうかしら」
 俯せのまま利き手ではない左手をそこへ伸ばすと、パジャマ
の中でカチンカチンにしていたわ。
「あ、ほらぁ・・何度言ってもカチカチね・・切り裂いてやろうかし
ら・・ふふふっ」
「はい、申し訳ございません」
「いいわ、アナルにキスなさい」
「はい!」
 お尻を開かれる感触に、私はもっとお尻を上げてアナルを曝し
た。奴隷の唇は燃えるように熱かった。

「ぁ・・ぅぅん・・感じる・・アソコも揉んで」
「はい・・はぁぁはぁぁ」
「ふっふっふ、ハアハァ言わない! お仕置きですよ!」
「はいルイーザ様、嬉しいです、ありがとうございます」
「わかったわかった、泣くな馬鹿・・ラビアをつまむようにして揉
んでちょうだい」

 指先が閉じた花をそろりと這って、ラビアの一枚をつまみます。

「ぁ・・うんっ・・あぁぁ感じるぅ・・濡れてくる・・あぁ濡れるぅ」
 お尻がくねくね蠢きます。私はたまらず、おなかの下から手を
差し込んでクリトリスをこすったわ。
「はぅぅ! んっ・・はぅぅ! ああ濡れる・・濡れる! 舐めてタカ、
よく舐めて!」
「はいぃ! お慕いしたしますルイーザ様!」

 顔ごとお尻の谷に突っ込んでくる。べろべろと舐められる。そ
のときおなかが力んだのか、ブシュっといやらしい音がして膣は
トロ蜜を奴隷の顔に噴き飛ばす。
「おまえは言ったわ。おしっこもウンチも、私の体から出るものを
飲んで食べると・・そんなことってできるもの? 試してやるから
覚悟なさい。試してもしも口だけだったら許さないから」
「はいルイーザ様、お誓います」

「ふんっ・・どうだか・・まあいいわ、さ、おいで」
「え?」
「えじゃないでしょ、少し寝ましょう。奴隷部屋でよく耐えたご褒
美よ。抱いてあげるから、おまえも寝なさい」
「はい・・ぅぅぅーっ・・」
「泣くな、うっとうしい! どうしようもないクズね・・だけど男なん
てもともとクズばかり、おまえはまだ可愛いわよ」
 大きくはない乳房に顔を埋め・・むせび泣いて・・いつの間に
か眠ってしまう・・可愛いわ・・なんて可哀想な子なのかしら。

「早く髪が伸びるといいね・・眉もアソコの毛も・・それまでよ、地
獄の中で私にすがっていなさいね・・」

 眠ったあの子の萎えたペニスを握ってやった。小さいの。馬鹿
馬鹿しいほど小さくて哀れなペニスよ。
 体中に私の想いを刻んでやるわ。鞭傷焼き印、何でもよ。
 二度ともう他の女を愛せぬように・・私だけの可愛い子。

 四つん這いでお尻を突き出させたポーズ。そのとき私は燃え
る煙草を手にしていて・・。
「アナル焼きよ、耐えなさい!」
「はいぃ! 嫌ぁぁ! 怖いですぅ嫌ぁぁ!」
「やかましい! 嫌ならトイレにしちゃうわよ! 口を開けてそこ
に寝なさい!」
 顔にまたがり、大きく開けた口の上に肛門を近づける・・ハッと
して目が覚めた・・夢でした・・。
 毛のないタカが小さな女の肌身に埋もれるように眠ってた。
 すーすー寝息。体に毛がなく横になって体を丸めた姿って、
胎児そのもの。

 時計を見ます。五時間も眠ってしまい、真夜中でした。

 こういうことがよくあった。
 性器舐めの好きだった氷川にべろべろ舐められ、私の膣は
幾度蜜を噴いたのでしょう。嫌で嫌でならないのに、紫黒い太
いペニスを突き立てられて、虚空を泳ぐようにあの人にすがった
わ。
 激しい悦びに気を失ったことも数え切れず、私はそんな自分
を呪っていた。

 この子にとっての奴隷とはそうしたものかも知れないと、安心し
きって眠る寝顔にキスをした・・。

氷川冷子(四話)


四 話


 豊かな森につつまれた開放の中、一度は靴べらを振り上げた
私でしたが、木につないだリードを解いて家の中へと這わせま
す。お尻が赤くなっていて、股の間から小さな睾丸が皮をのば
してぶらぶら揺れて覗いてる。ルイーザという魔女にすべてを
捧げた者の哀れを感じる姿だわ。
 
 家に入り、また天井から両手で吊す。つま先までまっすぐ伸び
た白いヌードは、ペニスを紫色にすくみあがらせ、お尻が少し
赤いというだけで、いまはまだ綺麗な体。このとき私は、少しず
つ私の印を刻んでいこうと考えたんだわ。
 私も脱いだ。奴隷の心を受け止めるとき、服を着ていてはつま
らないと思ったからよ。上下白のランジェリー。タカは目を輝か
せて見ています。さすがにペニスは反応しない。徹底的に心を
牛耳ってやり、二度ともう勃起しない体にしてやる・・可哀相なこ
とを考えて、けれども笑みがこぼれてしょうがなかった。

 靴べらは長さ五十センチほど。握りがあって、丸いプラのパイ
プの先がアヒルのクチバシ。赤くなった小さなお尻のすぐ下の
腿の裏をペシリと叩く。
「いい声を聞かせなさいね」
 パッシーッ!
「きゃぅぅーっ!」
「そうそう、女みたいなイキ声だわ。覚悟なさい!」
 パッシーッ! パッシーッ! パッシーッ!
 透き通ったスパンク音が邸内にぴーんと響く。
 腿の裏、腿の裏・・お尻、お尻・・フルスイングで打ち据えます。
 肉奴隷は吊られた裸身をよじりもがき、脚をばたばたさせて暴
れたわ。
「気持ちいいでしょ! 徹底的に打ち据えてやる! これしか信
じるものがないんでしょ! たっぷりあげるわ!」
「はいルイーザ様ぁ! ああ痛いぃぃ! 痛いぃぃ!」
 お尻も腿も、クチバシの痕が重なり合って、しだいに血が浮い
てくる。三十・・四十・・五十・・もういくつだかわからない。皮下
の紫色のところどころが破れ、血が滲み出してくるのです。

 尻を撫でた。手が血で赤くなる。鉄臭いいい血だわ。
 前に回って顔を覗くと、だらだらの泣き顔でしたが、陶酔するよ
うにとろんと溶けた目をしてた。
「感じてるみたいね? 気持ちいいの?」
「・・はい・・ありがとうございます」
「惨めな男よ、おまえはほんと、ダメ人間。何があったか知らない
けれど、おまえは敗者よ、負けたのよ、だらしない・・」
「はい・・ぅぅぅ、弱いからぁ・・」
「ふざけるな馬鹿! もう許さない! 拷問だわ!」
 靴べらの先を睾丸にペシペシ当てて、狙いを定めて下からベ
シッと打ち据える。
 ぎゃぉぉーっ! 喉が潰れるほどの叫び。
「ほら脚! 開きなさい!」
「はいぃ!」
 ベシッ!
「ぐわぁぁーっ! ぎゃぅぅーっ!」
 紫色に縮こまった小さなペニスの先から、白いものが垂れてく
る。
「あ、信じられない、精液まで漏らしてる・・この変態! あはは
は!」
「はい・・痛い・・痛いぃぃ・・」
「泣き言言うなら奴隷部屋よ! 閉じ込めるわよ! それでもい
いの!」
「嫌ぁぁ! それだけは嫌ぁぁ! もっと打ってぇ、あぅぅぅ・・」

 涙が出ます。吊られた体が涙に揺れて映っている。
 失望の人生を送ってきた者にとって信じられるものは多くはな
いわ。このタカには慈悲は無用。痛みを与えられること以外、私
の本気を示すことができないの。

 小さな乳首を横振りに叩き払ったとき、胸に一筋の引っ掻き傷
ができてしまう。靴べらの先が割れてしまった。いつの間にそう
なったのかもわかりません。お尻も腿も鞭腫れでぼこぼこで、肌
のところどころから血が流れ出している。
 靴べらをゴミ箱に放り込む。プラだから可燃ゴミね。主婦の感
覚が染みついてしまってる。
 あの頃は私がこうだった。SMなんてなかったけれど、二十年
もの間、奴隷部屋に閉じ込められていたようだった。

 まだまだよタカ・・血の涙を流すまで許しませんから・・女王の
想いを受け止めなさい。

 私は針を手にしたわ。手縫い針。普通の針よりずっと太くて長
いもの。奴隷の乳首をつまみ上げ、力任せにコネて引っ張り、
針先を横にあてて、顔を見た。眉を上げて冷たく笑ってやったの
よ。
「欲しいわね? 嫌だなんて言わないわね?」
 泣いた目でこくりとうなずく奴隷です。
「ぐわぁぁーっ! ぐわぁぁーっ!」
 左に貫通。そのときは獣の悲鳴。だけど次に右に刺し・・。
「ぎゃぅ!・・むぅぅ・・あぁぁん・・あぁぁん・・」
 よがり声に変わってきて、さらにこのド変態、痛みにお尻を締
めたときにまたしても精液を垂らすのです。
「よっぽど溜まってたのね、あははは! イケて気持ちいいでしょ
う」
 ツルツルの頭に手を置いて顔を上げさせ、可哀相な眸を見ま
す。まあるい眸が涙の海に溺れていたわ。

 乳首の針を抜いてやる。太い針に貫かれた乳首は、針の穴も
もちろんですけど、お乳を出すみたいに先からも血が滲み出し
て球をつくる。
 ブラを外し、パンティも脱いでやり、吊られた奴隷に寄り添って
抱いてやる。
 痛みのせいか、恐怖なのか・・悦びなのか・・タカの体が細か
く痙攣しているの。限界だったわ。脳の悲鳴が体を震わせている
と思った。
「よく頑張ったわね、可哀相可哀相、いい子だったよ」
「はいルイーザ様・・お綺麗です・・抱いてくださってありがとうご
ざいますぅ・・あぅぅぅ」
 もがくような・・心が吐き出すような泣き声でしたね。

 吊りを許すと肉奴隷はへたり込む。私は発育がよくなかったら
しく、陰毛が揃ったのもずいぶん後になってからでした。体毛の
色が薄く、翳りの中にクレバスが透けている。氷川はそれを喜
んで、鼻先を突っ込んでは舐めていた。性器舐めの大好きな
好色ジジイ。私はその餌食だった。
 へたり込んで両手をついて、お座りする犬みたいなポーズの
タカに踏み込んで、デルタの底を鼻先に突きつけてやりました。
「よくごらん、これが私よ。鼻先を突っ込んで私の匂いを覚えな
さい」
 そしたらタカ、泣き濡れた目を拭い、陰毛の奥底をじっと見て、
それから目を閉じ、股ぐらに鼻先を差し込んでくるのです。
「舐めちゃだめよ、匂いを吸って覚えるだけ」
 ツルツルの頭でこくりとうなずき、クレバスの谷口に鼻を触れ、
すーすー息を吸うのです。
「ちゃんとお尻を抱きなさい。私の本気を感じなさい」
「はいルイーザ様・・嬉しいです」
「おまえはどうなの? 私に本気?」
「はい! ああルイーザ様ぁぁ」
 濁った声・・押し潰したような呻き・・身悶えして感激している。
 お尻を抱く手もふわりとやさしく、陵辱の男手ではありません。
 股ぐらを奴隷の熱い息がくすぐって、全身ゾクゾク震えてしまう。

「どう濡れてる? 私は濡れてる?」
 こくりとうなずく。
「ヌラヌラ?」
「はい」
「おまえに感じているからよ、わかるでしょう」
「はいぃ! あぅぅぅ・・嬉しいですぅ!」
 私は泣いてた。タカの心に私は濡れた。愛液が腿に伝う冷え
さえ感じた。
 デルタから奴隷を突き放し、額を小突いてやって後ろにぶっ倒
してやりました。
 顔にまたがり、腰を降ろして、濡れのすべてを見せてやる。
「よくごらん、いやらしいでしょ、べちょべちょだわ、お尻の穴まで
濡れがまわってぐちゃぐちゃよ。おまえが私をこうしたの。奴隷ご
ときにとは思うけど、でもこうして感じているの。わかるわね?」
「はい・・ルイーザ様・・ああ女王様、お慕いいたします」
「ほんとなの! 命がけで言ってる言葉!」
「はい、お体から出るものも・・」
「え・・」
「いただきます・・飲みます・・食べますから・・」

「ふんっ・・いいわ、飲ませてあげるし食べさせてあげるわよ。そ
こまで言って嘘だったら殺すから。男の言葉として受け取るわ、
それでもいいのね?」
「はいお誓いします」

  冷子の中で心が崩れた瞬間だった。剃り上げた奴隷の頭を
  抱え込み、これ以上ない欲情にぐちゃぐちゃに濡らすアソコ
  めがけて奴隷の顔を引きつけていく。舐めなさい、もっと舐め
  なさい・・黒い欲情の証を舐めて飲み込みなさい・・愛したり
  はしないわよ、でも捨てたりもしないから。
  冷子はあられもない声を撒き散らして達し狂った。奴隷の顔
  にアクメの潮をぶちまけて、奴隷はそれをガブガブ飲んで。
  愛してる・・ラブラブよ・・それが花畑の愛だとすれば、冷子
  のそれはイバラの中で女心を血みどろにして交わるもの。
  ふふふ、私の出番はもうないわ。魔界へ帰ろう。ルイーザは
  いなくても、私の愛し方は冷子に伝えた・・。

 錯乱していた。狂うほどの快楽に、舐めさせても舐めさせても
蜜はあふれた。
 奴隷の体にかぶさって倒れ込み、失神する寸前の陶酔を味わ
った。この二十年、一度たりとなかった心のアクメを味わった。
 意識が覚醒しだしたとき、腿に触れる硬いものを感じたわ。紫
色の気色悪いペニスががちがちに勃起して、それでも情けない
ほど小さいの・・。

 あれほど命じたのに、またペニスを勃てている。
「お仕置きするわよ、可哀相だけど奴隷部屋ね」
「はい、申し訳ございません」
 タカは自分で歩いて行ったわ。あれほど嫌だと泣き叫んでいた
場所へ歩いて行った。
 扉を閉めて鍵をかける。中は昼間でも真っ暗で、豆電球だけが
一粒の希望のように灯っている。

 でも今度は叫ばない。ドアの裏側から声がした。
「ルイーザ様」
「何よ?」
「なんだかもう怖くないです、魔物がいない気がします」
「あらそ。罰として今日はエサ抜きですからね・・」

 このとき、タカが感じていたのと同じことを私も感じていましたね。
 閉じ込めた時間を確かめようと時計を見て、なんだかしばらく
ぶりに時計を見た気がしたわ。