2016年12月22日

自虐~ふたつの心を持つ女(十六話)


十六話


 今日行くから。虐め抜いてあげるわよ。

 その日の夕方、お店を覗いた玲子に言われ、私はときめく想いで
お店を出ました。玲子は一度自宅へ戻り、お店を閉める七時過ぎに
なってから私の部屋へと訪ねてきます。
 私の部屋では私が奴隷、玲子の部屋では玲子が奴隷。暗黙の決ま
りとして、お部屋に帰り着いた私は即座にシャワーを済ませておい
て、薄くお化粧も整えて、素っ裸に赤い股縄を締め込んでドキドキ
しながら待っている。
 夕食は玲子が買って来てくれる。恥辱に満ちた食べ方で獣となっ
ていただくときのことを思うと、性器がヨダレを垂らして濡れてく
る。

 八時少し前になってドアがノックされ、私は全裸で平伏しお迎え
します。玲子は目の覚める黄色のランジェリー。裸の私を足下に正
座させ、買って来てくれたお寿司を手でつまんで食べさせてくれる
んですが、そのとき私の乳首には痛い痛い洗濯バサミが・・。
 飼われている性奴隷の気分が嬉しくて、濡れてしまってたまりま
せん。
 そして食事が済んだとき、下着姿の玲子に背後から抱き締められ
て、洗濯バサミがようやく許され、でも、これでもかと乳首をツネ
リあげられる。
「くぅぅ! ひぃぃ!」
 脚をバタバタさせてもがく奴隷。
「痛いよね・・うん、でもこれからなんだから」

 玲子は大きめのショルダーバッグを持ち込んで、その中に乗馬鞭
と・・ああそんな・・恐ろしく太いディルドのついたペニスバンド。
 玲子は腰にペニスを着けて、股縄さえ脱がされた私に四つん這い
を命じておいて、乗馬鞭での性器打ち。空を向くほどアナルを晒し、
その下でドロドロに濡れる花びらをまともに打たれる。
 ベシーッっという湿った音。私は、いくら何でも自宅で叫ぶわけ
にもいかず、ぎゃと声を殺すだけ。幾度も打たれ、とっくに泣いて
しまってる。

 鞭がやみ、恐ろしいご褒美が待っている。ゴムの勃起は萎えませ
ん。どれほど私が叫んでも玲子の意思で抜かれることなく、きっと
私はよくてよくて失禁してしまうでしょう。
 仁王立ちの玲子の前にひざまづき、勃起するゴムをベロベロ舐め
てよく濡らし、お尻を向けて四つん這い。
「ひっ・・あ!」
「いくわよ、覚悟なさい」

 太いわ・・裂けてしまうと思ったけれど、ヌラヌラの牝穴にズブ
ズブめり込み、入ってきます。
 ああ男だわ・・夢に見たご主人様・・そのとき私は玲子ではない
得体の知れない男性に確かに犯されていたんです。
 だけど玲子は動いてくれない。乳房を振って無我夢中でお尻を打
ち付け、裸身をよがらせていないと背中に鞭が飛んでくる。
 後ろから馬乗りになって両手を回し、乳房を揉まれ、痛い乳首に
爪を立ててツネられて・・それでも馬のロデオのように、下になっ
た私は腰を使ってゴムを求める。

 なんて凄いの・・狂ってしまう。

 イキ声を上げても玲子は許してくれません。悪魔的な快楽です。
子宮に届く突き上げにおなかの中が痛くなり、それでも勃起は萎え
てくれない。
「きぃぃーっ!」
 ガラスをこするような金属的な悲鳴・・やっぱり失禁・・そした
らそのとき、アナルに冷たい違和感が。浣腸でした。イチジクを続
けて三つ入れられて、それが地獄のはじまりでした。
 お尻を締めるとアソコも締まり、なおさらよくて叫んでしまう。

 そんな奴隷のあさましい姿を、テーブルに置いたビデオカメラが
狙っています。
「もうダメ、お願いですから・・出ちゃう」
 バケツでもなく私は浴室へと追い立てられて、浣腸の結末までを
ビデオに撮られ・・醜態のきわみに震えていると、いつのまにかペ
ニスバンドを外した全裸の玲子が私の顔をまたいで立って、タララ
とコントロールされた排尿が降り注ぎ・・。
「口を開けて飲みなさい! 奴隷なんでしょ!」
「はい!」

 ああ玲子、ひどいよ・・ひどいよ・・だけどこのとき私は玲子の
本気を感じます。すがっていたいと心からそう思った。

「泊まってくね」
「うん。大好き」

 ベッドではSでもMでもなくなって、互いのぬくもりに満たされ
て眠っていく・・自虐の果てに授かった玲子という人・・私も玲子
もすがるように抱き合って、そして・・眠っていくのです。

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