2016年11月12日

黒い手紙(二話)


七月十四日(水曜日)
今日、わたくし加奈子の三十三歳の誕生日を、
調教初日にお選びいただいた女王様のお心遣い、そして、
かつらやサングラスなど変装のお道具をお許しいただけた
おやさしさに、心からお礼を申し上げます。
自分を隠すことに疲れきったいままでの人生と決別し、
性奴隷「ナナ」として生まれ変われる幸せ。
お導きいただいた女王様を生涯お慕い申し上げ、
いかなるご命令にも絶対服従することをお誓い申し上げます。 

はじめに、自室で撮ったお写真①のグループをご覧いただきます。
ご命令どおり剃毛をすませた奴隷ナナの姿です。
腿を閉じて立っているだけで、いやらしいラビアが覗き、
恥ずかしいところを隠せなくなった運命を知るにつけ・・二枚目
の四つん這いのお写真でもおわかりのように、ヌラヌラと
ぬめるお汁が陰唇からあふれてきてしまいます。
三枚目は、今日のための特別な下着を試着したナナ。
赤いレースのTバックは、裏地をすべて剥ぎ取って、
閉じた亀裂が透けてしまう薄い薄いネットでしかありません。
同じくレースのブラ。乳首のところが露出するようカップの先に
丸い穴を開けました。着けてみただけで恥ずかしく、
大きな乳首が勃っているのがおわかりいただけると思います。

お写真①の最後は、膝上三十センチほどの白い巻きスカート。
そう短くはありませんが、巻きの合わせを少なくし、歩幅を
ひろげて歩くとサイドが割れて太腿が付け根まで露わになって
しまいます。上はピンクのタンクトップですが、急なご命令でし
たのでシースルーのものが手元になく、手持ちの中からいちばん
薄いものを選びました。赤いブラのラインはもちろんですが、
乳首がそっくり透けています。スカートも上に着るものも
女王様の奴隷たる身だしなみとして、次回までにもっといやらし
いものを用意いたしますので、どうかお許しくださいませ。
今日のナナは、その姿に白いサマージャケットを羽織って
出ました。かつらは栗毛のセミロング。サングラスはハーフ
ミラーで目を隠すことができます。お化粧も濃くしてみました。

今日私はお休みですが、水曜日で平日です。
ご命令のように通勤時間帯を選び、電車に乗りました。
江ノ島に行きましたので、ラッシュといっても逆向きになり、
上りほど混んではいませんでしたが、それでも途中までは
スシ詰めで、ご命令にあるように座ることができません。
運悪くと申しましょうか、私の周囲の男たちは紳士ばかりで
体に触れてこようとする人もいませんでした。
電車が揺れると踵の高いサンダルでふらついてしまい、周囲の
男にもたれかかって胸が触れるたび、乳首に電流が走るような
ゾクゾクする感覚が確かにあって、レースのパンティを素通し
にして素足の太腿にお汁が伝うのではと気が気ではありません。

小田急本線から江ノ島線に乗り換えると、電車はすっかり空いて
しまい、いよいよ私は座ることができました。ご指示にありました
ように、対面座席の反対側に学生らしい三人の若者が座る、
その対向の席をわざわざ選び、腰掛けました。
お写真がないのが残念ですが、座るだけでミニスカートがたくし
上がり、巻きの合わせも押さえていないと腰骨のところまで
はだけてしまいます。私は何くわぬ顔で、ハンドバッグを膝に
置いて座り、けれどもすぐにご命令を実行しました。

バッグを片側の腿に載せて、眠ってしまったのです。

ヒールが高く、座席が低かったので、両足をきっちり揃えて
いても、前からでは赤いデルタが覗いていたはず。
もちろん眠れるはずはありません。恥ずかしくて恥ずかしくて・・。
でも奴隷としてのトキメキを感じてしまい、私はサングラスの
奥でうっすら目を開けて、前の三人の視線を確かめていました。
眠った私の膝が緩むと、男たちの視線がまっすぐスカートの中へ
刺さります。熟睡してしまうと、もう大きく脚を開いてしまい・・。
心臓が暴れているようでした。股ぐらの深いところから欲情の
液体がいまにも噴出しそうな、どうしようもないマゾの悦び。
男の子たちがひそひそとエッチなことを話していました。
私はたまらなく感じていました。あそこはもう洪水です。

江ノ島に着いて駅の階段を登ろうとすると、背後にさっきの
三人が回り込む気配がしました。私は階段の途中でわざと歩みを
遅め、汗を拭こうとバッグからハンカチを取り出して、足元に
落としてしまいます。
これもお写真がないのが残念ですが、後ろに人がいるのを気づか
ぬふりで、膝を折らずにハンカチを拾うと、下にいるあの子たち
からは、お尻の丸みどころか、女の亀裂に食い込んだ赤い下着の
線まで、恥ずかしいところがすべて見えていたのではと思います。
もしかしたら、すでにお汁が伝っていたかも・・。
私はもう、すぐにでも下着を剥ぎ取って、あの子たちに虐めて
もらいたくてしかたがありませんでした。

改札を出ると、私は震える声で、あの子たちに声をかけました。
彼らに、私がマゾであること、女王様のご命令で露出に来ている
こと、そして、ご命令に背けば厳しいお仕置きが待っていることを
お話し、今日一日のご調教をお願いできないかと申し出たのです。
あの子たちはとてもいい子で快くその願いを引き受けてくれました。
三人とも背が高くて凛々しくて、若い男のエネルギーが迸っている
ようで・・私は三人を待たせておいてコインロッカーへ行き、
ジャケットとハンドバッグを預けてしまい手ぶらになりました。
そしてそのキイと、私のデジカメをあの子たちに持たせてあげた。
もしも私が命令をきけないときには、キイは海に捨てていいと
言ったのです。キイがなければ帰りのお金もなく、ジャケットも
許されない恥ずかしい格好で歩いて帰らなければなりません。
どんなことでも、あの子たちの命令を実行するしかないのです。
そんな自分が惨めで、あの子たちの幼い残酷さが怖ろしく・・。
でも、ゾクゾクと痺れるような期待があって、幸せを感じます。

お写真②のグループをご覧ください。
江ノ島への橋の上です。平日の朝ですから人通りはまばらでした
が、ときどき車が横をかすめて行きます。
その中での五枚のお写真。
橋の中ほどで、スカートを捲り上げるようにとのご命令でした。
ほとんど裸の下半身が丸見えになっていますでしょう。お写真で
はわかりませんが、私は、いよいよこのときが来たと思い、
体ががたがた震えていました。恥ずかしい・・恥ずかしい・・。
歩く人が振り返り、車が何台も通り過ぎて行きます。

六枚目からの十五枚は、江ノ島の頂を越えて裏の磯に出るまでの
ナナの姿・・階段の下から撮られ、四つん這いで撮られ、茶店の
外の椅子に座って階段の方を向いて脚を大きく開いてスカートを
捲り上げ・・と、ありとあらゆる痴態を要求されました。
私は不思議な快楽に溺れてしまって、ただただ震えながら
濡らしていることしかできませんでした。
十六、十七枚目は、裏の磯に降りて少し歩いた岩場のところ。
とうとうスカートもタックトップも脱がされたナナの姿です。
ゴツゴツした岩場です。ヒールの高いサンダルでは、ふらついて
しまってまともに歩けません。そうして体がぐらぐらする度に、
柔らかな赤いレースにくるまれた乳房がぶらぶら揺れてしまう。
夏ですから、遠目には水着にしか見えなかったでしょうけれど、
岩場にいる釣り人が振り返れば、警察を呼ばれてしまうかも
しれない格好で磯を歩かされているのです。
 男の子たちが意地悪に笑っていました。お汁がたらたら伝って
いると・・。

その格好で江ノ島の岩場を歩かされ、ちょうどいい岩の窪みを
見つけたとき、調教のクライマックスがやってきました。
男の子の一人が、岩の上に座って見張りをし、私と二人の子が
陰に降りて・・お写真③のグループをご覧ください。
一枚目は、男の子の一人がブラを、一人がパンティを、私から
剥ぎ取るシーン。じつはこのとき、脱げと言われましたが、
私は体のそこらじゅうに触れてほしくてたまらなくなってしまい、
脱がせてくださいとお願いしたのです。
二枚目は四つん這い・・三枚目はM字開脚・・四枚目からの
数枚は、マゾの花芯を指で嬲られ、泣き従っている様子です。

お写真④のグループは、あの子たちへのお礼のご奉仕。
一枚目二枚目は、男の子A。脈打つペニスにむしゃぶりついて、
喉の奥まで犯されて・・もちろん白く熱い精液も美味しく
美味しくいただきました。
三枚目四枚目は、男の子B。五枚目六枚目は、最後の一人。
七枚目・・これはご奉仕がすんで土下座でお礼を申し上げてい
るところです。あの子たちには、それは満足していただけた
ようで、最後に三人一度に体中をまさぐられ、私はマゾ牝の
喘ぎをもらしながら嬲られていたのです。感じて感じてしかたが
ないのに、肉棒で掻き回されて達することのない、
ナナにとっては辛い辛いご調教でした。
ご命令にそむかなかったご褒美に下着も服も返していただき、
駅まで送られて私は帰路につきました。あの子たちの携帯番号は
登録してありますので、これからはいつでも弄んでいただけます。

帰りの電車は空いていて、ずっと座って帰れました。
お写真はありませんが、どれほどの男たちに視姦され、
恥ずかしくて嬉しくて、感じていたか知れません。

女王様、ご調教ありがとうございました。
部屋に帰りついても奴隷の火照りはおさまらず、
熱く脈打つ肉棒の感触と、
精液の美味しさだけがお口の中に残っていました。

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