2016年11月12日

黒い手紙(終話)


お写真①には二枚あります。
一枚目は、車に乗る前に全裸になるよう命じられ、ワンピを脱ぎ、
パンティを足首まで降ろしているところ。両車線ともに車が多く、
歩いている人もたくさんいます。その中での全裸です。
二枚目は、車に乗ってすぐ、リアゲートを開け放ったままで、
外に向かってお尻を突き出し四つん這いを命じられた変態ナナ。
このときの私はもう、車の中のカーペットに胸をつけたまま、
息を荒くしてしまっているんですよ。
まさか、白昼の国道で、こんなことを・・残酷です。
お写真は男の子の一人が私のデジカメで撮ったものですが、
その何倍もの時間、ビデオカメラのレンズと、多くの人々に
視姦されていたことが辛かった。
今日一日のことをすべてムービーに記録され、この子たちに
見られ続けているのかと思うと、それだけで私のアソコはお汁を
垂らしてしまうんです。

撮影が終わってようやくゲートが閉められ、車が動き出そうとした
のですが、私がご挨拶があるからと言って、しばらくは動かさない
ようお願いしました。
先週のように、服もバッグもすべてを彼らにお預けし、ボストン
バッグの中身をすべて説明してから、その中にイチジク浣腸や
太い革縫い針があることも隠さずに申し上げました。
浣腸はもちろん覚悟していましたが、針は、もしご命令にそむく
ようなことがあれば乳首にもクリトリスにも突き刺して、お仕置き
していただいてかまわないと申し上げたのです。
そのときに男の子同士で・・「素直ないい子じゃん、可愛いよ」
・・などと言ってくれ、それが嬉しくてたまりませんでした。
サングラスをはずして素顔をお見せした上で、土下座をして
ご挨拶をし、車が動きはじめます。

お写真②のグループをご覧ください。
車が走りはじめるとすぐ、後席の二人が私のそばに降りて来て、
持ってきたお道具の中から四点を早速装着されました。
私を四つん這いにしておいて最初にアナルプラグの細いものを・・。
おまんまんがとっくに洪水ですので、そのお汁を塗って滑りをよく
し、痛くないようそっと入れてくれたのです。やさしい子だと思い
ました。次に前に細めの短いディルドを。これは何の抵抗もなく
スルリと入り・・・。
恥ずかしいよがり声を上げてしまい、彼らが大声で笑っています。

それから、革のパンティにローターをセットしたものを穿かされ、
ウエストの金具をきつめに締め上げられます。金具には小さな
南京錠がついていて、お許しがない限り責めはずっと続くのです。
最後はカップのない革のブラ。乳房の根を締め上げられ、
お乳がぱんぱんに張って、乳首が飛び出してしまいます。
さらにそれだけではすまず、男の子が持ってきた柔らかな
黒いロープで手首を後ろに軽く縛られ、足首のところも縛られて、
そのおぞましい準備は整いました。
お写真②の十枚は、その一部始終を撮ったもの。
後席に残った一人の子が、デジカメで撮ってくれました。

車はいつのまにか西湘バイパスを走っています。真鶴半島へ行く
そうです。 男の子たち二人が荷物室に転がされた私から、
座席へ戻って行きました。
そのときに残酷な仕打ちを・・意地悪な子たちなんです。
ローターのスイッチを、ごく弱く入れ、電池ボックスを革パンティ
のおなかのベルトに差し込んで、座席に戻ってしまったのです。

お写真③の五枚をご覧ください。
ナナは、じきに悶えはじめます。よがり声を上げて・・体を蛇みた
いにくねらせて・・イキたいのに振動が弱くて昇りつめられない。
感じて感じて・・辛くて辛くて・・。そんな責めが目的地の
あたりに着くまで一時間以上も続いたのです。
私は泣きながら許しを乞いましたが、彼らは、まるで私の悲鳴を
音楽で消すようにボリュームを上げ、悶え狂う私を見て
げらげら笑い、写真やビデオに納めていました。

車が真鶴の海伝いの道に入ったことにも気づきませんでした。
意識が朦朧としてしまい、焦点が定まりません。
やがて車が停まりました。真鶴半島の先端近くまで来てしまえば、
平日にはそれほど車がいない。車が停まり、リアゲートが
開けられると、ようやくローターのスイッチがオフ。
「イキたいだろう、可哀想に」と笑うものですから、私は涙で
ぐしょぐしょになりながら、必死にかぶりをふって哀願しました。
一気に昇り詰めたいの!
でも、彼らは許してくれません。足首の紐だけ解かれ、
ヒールも脱がされ、私は裸足で車の外に降ろされました。

お写真④のグループの十五枚がそのときのすべてです。
もちろん同時にビデオも回されていて、私のあさましいよがり声を
捕えられていたはずです。赤い首輪をされ、リードでつながれた
ナナは、もう腰が崩れてそうで、立っているのがやっとのありさま。
道は海沿いの国道から少し山側に入った細い舗装路。
幸いなことに車はいませんでしたが、カーブの連続で
いつ出くわすか知れません。 私を降ろすと、彼らは私を囲み、
車がずっと先まで走り去ってしまいます。
「さあ歩け。イキながら歩いてみろ」
彼らは残酷に笑い、ローターのスイッチをいきなり強く・・。
ナナは・・お尻をいやらしく振りたてて、ブラに絞り出された
乳房をぶるぶると悲しく揺らし、立ち止まることも許されず、
内股でよろよろ歩きながら昇りつめてしまいます。
彼らはそんな私のお尻をぴしゃぴしゃやって、それは楽しそうに
追い立てるのです。左右の子たちが、両側から乳房を揉んで、
乳首をつまんで引っ張って。お尻をスニーカーで蹴られと・・。
何をされても感じてしまう。私はとうとう耐えられず、
道に倒れてしまいました。道に倒れ、それでも腰を暴れさせ、
お尻をアスファルトに打ちつけて、悲鳴を上げてイッてしまった。
昼日中の公道に倒れて昇りつめてしまうなんて、なんてあさまし
マゾ牝でしょうか・・。

私はもう淫獣です女王様。瞼の裏に七色の閃光が走るような、
すさまじいアクメでした。車が二台ほど通り過ぎて行ったそう
ですが、私には目にする余裕もなく、四肢を激しく痙攣させて
いたようです。
私はもう立てなくなって彼らに抱き上げられて車に運ばれました。

お写真⑤のグループは、岬の突端にある駐車場に車を停め、
そこから波打ち際へと降りる階段のところからはじまります。
自然のままの岩場にコンクリートをかぶせて作ったような階段で、
降りると下は磯。岩が入り組んでいて、せり出した岩と岩の間に、
申し訳程度の砂浜が点在しています。このときの私は、海に落と
されるかも知れないと思い、かつらもはずしていたのです。
あの子たちは、やはり若い男の子で、
私がかつらで変装していたことも見抜けずにいたようです。

駐車場から下の磯までは、ワンピースを許していただけました。
駐車場には何台かの車がいましたし、下には人が多いかも
しれません。降りてみないとわかりませんからね。
おぞましいお道具はすべてはずされていましたし、お写真で
見る限り服も着せてもらっていますが、このときじつは、
イチジクを二個、お尻にいただいていたのです。
壮絶なアクメの直後でもあり、踵の高いサンダルでしたので、
ふらついてしまってまともに歩けません。
磯場に降りるまでの道のりは長く、歩き出してすぐに、
強い便意が襲ってきました。針責めが嫌なら我慢しろと言われ、
しばらくは歩いていたのですが・・ああ女王様・・。
もうすぐそこが磯という階段の最後のあたりで、とうとう・・。
ワンピースを捲り上げてお尻を突き出し、道端で・・惨めな
排泄を見下ろしながら、男の子たちが笑っていました。

磯に降りてみると、なぜか人の気配がありません。駐車場には
数台の車があったのですが、どこへ行ってしまったのでしょうか。
私はもちろん全裸を命じられ、男の子たちは海パン姿に。
お許しをいただいた私は海に飛び込み、汚れた体を洗いました。
あの子たち、どうやら私の泳ぎに驚いているようでした。
元は水泳部ですので、水の中では人魚になれます。
冷たい水が意識を覚醒させたのか、しばらくは楽しい海水浴。
水の中で、五人の子たちに抱かれたり、愛撫を受けたり。
そうやって楽しく遊び、幅三メートルほどの小さな砂浜に上がった
とき、あの子たちが海パンを脱いでしまって・・。
お写真がないのが残念ですが、もうカメラ係の子がいないのです。
若い男のエネルギーがナナに向けられ、終わりがないのかと
思えるほど次々に貫かれ・・アナルを犯され・・お口とあそこを
同時にと、奴隷ナナは、まるで快楽のリンチのように
よがり狂っていたんです。
彼とのセックスの一年分が一気に押し寄せたような怒涛・・。

先ほど便意をこらえきれなかったお仕置きもいただきました。
男の子たちは、みんなやさしくて可愛い子ばかりです。
針が太すぎて可哀想だと話し合ってくれ、その代わりに私は
便器にさせられ・・大きく開けたお口をめがけて、
五本の肉棒から美味しいお小水が・・。
ナナは、堕ちるところまで堕ちた奴隷の身分を痛感しました。
ですけどマゾとは不思議なもので、そんなことをされた後でも、
「よく頑張ったね」とか「いい子だよ」とか、一人の子なんか、
「俺の彼女もナナほど素直なら可愛いんだが」とか、嬉しい
お言葉をいただいて抱きしめられるとたまらなくなってしまう。
私は、どこかラブホへ連れて行ってくださいとお願いしました。
そのぐらいのお金はもちろん持って出てますし、
あの子たちを、もっともっと楽しませてあげたかった。

ラブホの密室で、いったい何があったのでしょう・・。
そして、どこをどう走って、私は戻ってきたのでしょう・・。

私は良識ある女が決してしてはならないことをしてしまった。
あの子たちにマンションまで送ってもらい、部屋に上げてしまった。
そうしなければ、ナナとしてどれほどマゾに心酔しても、 いつか
きっと弱気の虫が騒ぎ出し、迷いがまたふくらんで、人並みに
生きる女の不幸を背負うことになってしまう。
見返りのない愛なんて、あり得ない。駆け引きも計算もなく、
マゾの本能が責めを欲しがる、ただそれだけの単純な関係の中に
しか真実が見出せなくなっている。
だからナナが生まれたのですが、私にとってナナが仮面である限り、
仮面を脱げば弱い女に逆戻り。
逃げられない責め苦の側を日常として、日常の加奈子を仮面の側に
追いやれば、いやおうなく私は奴隷。
そんな思いが抑えきれずに、私は、自分の生涯を残酷なあの子たち
に捧げてしまった・・。


七月二十二日(木曜日の深夜)

  ナナへのレターは、これで最後よ。
  奴隷への妄想をいくら続けていても、
  あなたは独りぽっちのまま。
  あなたの妄想は、妄想ではなくてノイローゼの前兆よ。
  恥ずかしい仮想世界に遊び、男たちを
  部屋に上げてしまう決心ができたのです。
  奴隷ナナの心は、もう後戻りはできないわ。

  これが私からの最後の命令です。
  これまでのように、きっちりお守りなさいね。
  さようなら、ナナ。

それに続く命令文を雑誌を切り抜いて貼り終わり、
黒い封筒にしまって、私は、デスクの明かりを消しながら
深いため息をついていた。
明日の朝、この手紙を私の部屋の郵便受けに放り込んで出勤し、
夜戻るときに手に取れば、女王様の最後のご命令がいただける。
そこには、こう書いてあるはずよ。

  いますぐご主人様を募集しなさい。
  そしてその応募の中から、ナナは、
  もっとも恐ろしい一人を選び、お仕えするのです。 
  逃げや迷いは許しませんよ。
  ただし、賢く生きること。
  日常の中にいる彼からのプロポーズも
  粗末にせずにお受けなさいね。
  素顔の快楽と仮面の幸せ。
  単なるポーズと割り切れば結婚もいいものよ。
  それが人生に勝った牝犬の姿です。
  わかったら、早速はじめなさい!

恐ろしいあの女の命令に、私は決してそむけない。
そむくつもりもないのですけど・・うふふ。

トラックバックは許可されていません。

コメントは許可されていません。