2016年11月12日

ポエム(三話)


この私が・・・四十一歳・・・充分に良識ある女だと自分では思って
るこの私が・・・宗田という男性に魂を抜かれてしまうとは。
子供の歳を取り違え、大笑いされた後・・・彼が言う・・・。
「せっかくだから遊んでみるかい?」
「え?」
そしたら彼・・・彼の両手が私の手に伸びてきて・・・手首のところで
何やら紐を縛る素振りをし・・・左の手首、右の手首と・・・。
それから頭の上でも同じことをされ・・・正座を横に崩して座る
足の側に回り込み、両足首にも見えない何かを縛られて・・・。
座卓の上に座ってしまって、にっこり笑って言うのです・・・。

「さあ、ここはおとぎの国だよ」
「な、何? ふふふ・・・」
「これで君は操り人形・・・決して僕には逆らえない」
そんなことを言いながら、右手を開いて突きだして、開いた五本の
指を、マリオネットを操る道具みたいにひらひらさせて・・・。
「あら不思議・・・こうすると座ってられずに立ってしまう・・・」
何が何だか・・・なぜか私、立ち上がっていたのです。
座卓とお布団の間の畳の上でした。

「そうそう、いい子いい子のお人形は逆らえない・・・ふふふ・・・」
「ど、どうするの? うふふっ!」
楽しそうな彼につられて笑う私です・・・。
「ほうらほうら、こうやって手を振ると・・・不思議に帯を解いて
しまうお人形・・・ほうらほうら・・・帯を解く・・・」
なぜ・・・私の手が帯にかかり・・・。
「スルスルって帯を解く・・・」
浴衣の帯がはらりと畳に垂れて、落ちてしまって・・・。

「そしたら次に、こうすると・・・浴衣をはだけたくなってきて、
前を開けて・・・肩を見せて・・・脱いでしまう・・・」
そんな・・・ああそんな・・・でも手が動いてしまう・・・。
藤色の浴衣がすとんと畳に丸まって・・・。
「可愛い下着だ・・・ブルーのブラジャー、ブルーのパンティ。
はずかしくてたまらなく、ほうらこうすると、片手で胸を
片手でアソコを隠してしまう・・・」
乳房を覆い・・・腿を閉じたデルタの上を手で覆い・・・。

「ところがところがこうすると、いい子いい子のお人形は、
ブラだって外してしまう・・・ほうらほうら・・・お人形は逆らえない。
裸になってしまうんだ・・・ふふふ・・・」
ひらひらする彼の右手・・・私の両手が背に回り、ブラの
ホックをはずしてしまう・・・どうして・・・ねえ・・・。
「こぼれるブラを両手に抱いて・・・ストラップを肩から抜いて・・・
ほうらほうら・・・綺麗な乳房が見えてきた・・・ぽつんと尖る
可愛い乳首・・・綺麗なヌード・・・」
ああイヤ・・・恥ずかしい・・・イヤ・・・でも、どうして・・・。
ブラがすとんと畳の上に落ちるのです・・・。

「白くて綺麗な女性です・・・お人形は恥ずかしく・・・
感じてしまって震えています・・・膝がわなわな震えています・・・」
ああそんな・・・震えてる・・・体がゾクゾク震えているの!
「お人形は感じています・・・恥ずかしくて感じています・・・
体がくねくねエッチです・・・両手で乳房を抱き締めて、
その場でくるりと回ります・・・」
恥ずかしい・・・恥ずかしくて後ろを向いてしまうのでした・・・。
「ほうらほうら、可愛いヒップ・・・青い布がくるんでいますが、
お人形はいい子です・・・とっても素直ないい子なので・・・
指先がパンティにかかります・・・果物の皮を剥くように、
パンティを脱いでいく・・・ほうらほうら脱いでいく・・・」

私の手がパンティにかかります・・・。

「でもやっぱり恥ずかしく・・・これだけは脱がせてほしいと
思います。お人形はこちらを向いて・・・」
言われるまま・・・操られるままに振り向くと・・・そのとき彼に
すぽんと抱かれた・・・いつの間に立ってたの・・・彼の胸に
すぽんと抱かれ・・・耳許で・・・。
「お人形はいい子です・・・可愛い可愛い女の子・・・」
「そ、宗田さん・・・」
「エリちゃん・・・」
そのままそっと・・・お布団に崩れていった二人です・・・。

「素敵な人だ」
「ほんと?」
「うむ・・・可愛い・・・可愛いよ」
「うん・・・」

なんてやさしい抱擁でしょう・・・綿雲にくるまれるように
私は抱かれ・・・キスを受け・・・舌が舌にまつわりついて・・・。
乳房をくるまれ・・・そっと揉まれ・・・乳首をつまんで愛撫され、
そうされながら片方の乳首を口に含まれ・・・。
「ぁぁ・・・ぁぁん・・・」
「エリちゃん・・・」
性の波がざわめきながら全身を駆けめぐり・・・パンティに手が
かかり、私はお尻を浮かせて脱がせてもらい・・・。

熱いキスが這ってきて・・・降りていき・・・膝裏から這い上がる
彼の手が・・・温かい彼の手が・・・腿の裏から・・・お尻の谷へ・・・。
「あっ!」
「やさしいね・・・やさしいアソコだ・・・濡れている・・・」
クレバスを指先でひろげるように・・・濡れるラビアがお花みたいに
ぱっくり咲いて・・・クリトリスが愛撫され・・・おなかから這い降りた
唇が・・・少し濃い草の丘を越えて谷底へ落ちていく・・・。
「ああん! ああん!」
大きく開いた性のエリアに沈む頭をわしづかみ・・・私・・・腰を
上げて上を向いてアソコを咲かせ、彼の頭を押しつけてる・・・。

濡れている・・・おびただしいヌメリです・・・。

彼の舌が差し込まれ・・・体の横から上に伸びた両手で乳房を
揉みしだかれて・・・乳首をつままれ・・・。
「ぁうん・・・んふっ・・・ぁはぁん!」
「エリ」
「ああ、感じるぅ・・・いいの・・・感じるぅ・・・ねえ! 感じるぅ!」
「エリが好きだ・・・」
「はい・・・嬉しい・・・はい! ・・・ああぁーっ!」
すぼませて尖らせた口先がクリトリスに吸いついて・・・包皮を
剥き上げ・・・吸い伸ばされて・・・。

「はっ! はっ! はっ! ぁはぁぁーっ! いいのぅ!」
私の女体が軋みをあげて反り返り・・・恥ずかしい性蜜を溢れ
させてしまうのでした・・・私はいま女です。

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