2016年11月11日

排泄欲求

  排泄を我慢することに自虐的な興奮を覚えます。ゾクゾクと身も
凍るような恥辱の震え・・顔は青ざめ、体中に嫌な汗をかいて我慢
するのですが、結末は絶望。
 そんな妄想に耽り、気がつけばアソコをヌラヌラに濡らしている。
思春期の頃から密かに思い描いてきたことです。

 早熟だった私は痴漢にもたびたびあって、育ちすぎる体が嫌で
嫌でたまらなかった記憶もあります。心は逃げているのに体が濡れ
て反応しているのです。
 その頃から羞恥に対する興奮と、そんなことに興奮する自分を
嫌悪する想いが重なって、それが排泄の瞬間のアナル快感へと
つながっていったのかも知れません。

 自宅から最寄りの駅までバスに乗ってバス停を五つ通過します。
その日はなぜか顔見知りの人たちばかりでバスが混んでる。仕事
に行くには短すぎるスカートを選んだ私は、顔見知りの誰かの手に
痴漢され、浣腸されてしまうのです。普段はやさしい人ばかり。なの
に誰も助けてくれません。
 バス停で降りようとしても「ここは降りるところじゃない」と制止され
てしまうのです。イチジク一つ程度の薬液でも効果はすぐに顕れて、
スカートの中でお尻を必死にすぼめて我慢します。肛門がひくひく
しだし、それを私は体の中に吸い込んでしまうほど引き締めて・・。
たまらない震えに襲われて、お化粧が崩れるほどの冷や汗をかき・・。
それはもう脂汗。歯を食いしばってつり革につかまっている。
 バスが揺れて脚を開いてバランスを取ろうとするとそれだけで肛
門が緩みかけ、絶望的な結末を思い浮かべて頭が白くなっていく。

 そんな妄想に、時ところを選ばずに取り憑かれてしまうのです。

 そうなるともう体中が性感帯。濡れてしまうし、圧倒的な何かに
犯されたくてたまらなくなってしまう。

 お買い物で家を出るとき、イチジクを一つ入れて出かけます。外
に出ればそれこそ知ってる人たちとすれ違い、何くわぬ素振りでい
つもどおりの私を演じているのですが、内心はドキドキなんです。
浣腸が効きはじめ、これでもかとお尻を締めて歩いています。そう
すると内腿が閉じてしまってアソコが擦れて、オナニーのようにな
る。

 もうダメ、出ちゃう・・トイレのある公園までもつかしら・・冷や汗を
かいて歩いています。
 浣腸の結末は絶望です。いよいよ便意が強くなり、まるで泥棒
でもするようにあたりをきょろきょろ見回して、そのへんの雑木林
や草むらに踏み込んでいくんです。その頃には取り繕ってる余裕
もなくなり、ジーンズとパンティを剥がすように下げてしゃがみ、し
ゃがんだ瞬間、自己嫌悪でしかない音と臭気・・とっくにもうベトベ
トのアソコをまさぐりながら、イキ声を殺して排泄している。

 こんな私をもしも人に見られたら・・。
 私は変態、普通じゃないわ。だけど、どんなセックスよりも高揚
するし感じてしまう・・それが私の性癖なのです。

 いまのところは自虐です。こんなことを強制されたら・・そして
そのとき男の人の嘲笑する視線があれば・・私はアクメの中のア
クメへ堕ちていき、日常の私には戻れなくなる気がするの。

 SMの映像を見ています。大股開きの女の子が泣きながら排泄
し、男たちが動物的な性欲を剥き出しにした目で女を見ている。
女の肛門ただ一点を男たちは見てるんです。そんなことになった
ら私は、きっと狂ってしまうでしょう
 狂ったように淫獣の呻きをまき散らし、この世のものではないア
クメに狂乱してしまうでしょう。

 仕事に出るときショルダーバッグの奥底にイチジクを隠していま
す。地元の駅のトイレで入れて、死に物狂いで歩いて戻る。
 ヒールだから十五分ほどの道のりです。マンションののろまなエ
レベーターがもどかしい。小走りでお部屋のドアに取りついて、で
ももう限界・・。
 ドアクローザーでもたもた閉じるドアを待てず、力任せにノブを
引いて閉ざした瞬間・・。

「嫌ぁぁ出ちゃう!」

 今日は間に合いません。玄関先に立ったまま、わなわなとアクメ
の排泄に悶える私です・・。